あじ×つき
 
 いつも思っていた。私は一人なのかと。
 衛星の仲間はとても愉快で優しい。けど、ぬぐいきれない孤独感。
 理由はわからない。いつも一人のような感覚。
 
「あじたん、どうしたの?なんかくらいよ?」
 白衣さん……衛星の先輩で同僚。気さくな性格でだれとも仲良くしている。
にゃは〜
「いえ、何でもないです……。お茶、のみます?」
「そだね、ちょ〜だいな〜。」
 私の向かい側の席に座り、ニコニコ笑っている。
 私はポットからお湯をカップに注いだ。紅茶を淹れるのは私の特技でもある。
 いい香りが漂う、白衣さんはスティックシュガーで遊んでいる。
「はい、どうぞ。」
 白衣さんは二、三度ふぅふぅと冷まして一口飲んだ。
「うむ、美味なるぞ。」
 多分、味なんかわかってないと思う。代行さんが考えた新メニューを何も言わずに飲みほし、まずいと言ったこともあるくらいだし。
「あじた〜ん?」
 白衣さんが意味ありげな眼でこちらを見ている。このまなざし……何度か経験した「あの」誘いである。
「いいですよ……。」
 私はそれに即答する。この孤独をいやせるのでは?そう思ったからだ。
「じゃ、いこうか?」
 
 白衣さんの部屋はきれいに片づけられている。性格とは違ってまめなようだ。
 白衣さんは私をじっと正面から見つめている。緑色の相貌には曇りがない……私を見る目、そこに暗示はない。
「白衣さん……。」
 私は我慢できずに白衣さんに首に腕を回して口づけをする。
「ん……む……あむ……。」
 白衣さんは私の舌に自分の舌を絡ませてくる。濃厚なキスに私はそれだけでもう気絶しそうだった。
「ふふ……あじたん、今日は積極的だね?たまにはいいよ、そういうの。」
 白衣さんは自分の着ていた服を脱ぎ、下着だけになった。白衣さんは水色の下着を私に見せつけるように自分の体をなでる。
「あじたんも早く脱ぎなよ。」
 言われたとおりに私も服を脱ぎ下着だけになる。
 白衣さんはベッドに横になり、手でおいでおいでをしている。私は白衣さんの横に寝そべった。
 今度は白衣さんが私に口づけをしてきた。先ほどの数倍も濃いキス。腕をからませ、足をからませ、舌もからませる。
「む……むぅ…ふ…んっ……。」
 私は白衣さんの下着のひもに手をかけ、脱がした。
「あせらなくても大丈夫だよ?もっとゆっくり……ね。」
 白衣さんの右手が私の乳房をまさぐる。その間も唇は離れていない。
「ぷはっ!」
 唇がはなれ、お互いの口を白い粘糸がつないだ。
「白衣……さん?」
 白衣さんは不敵な笑みを浮かべると私の背後に回り素早く下着を脱がせた。私は裸になり白衣さんも自分の下着をおろした。
ふふふ……
「本番はこれから。たえられる?」
「はい……私、白衣さんのことが好きですから。」
「そぅ……じゃあ始めるよ。」
 白衣さんは私の背後から首筋を舐め、右手で乳房を左手で性器をいじり始めた。私はあまりの気持ちよさにただあえぐことしかできなかった。
「あぁっ!?……は、はくいさんっ!?」
「どぉ?きもちいい?ふふ……。」
 私はもうびしょびしょにぬれ、完全に快楽の虜になっていた。
「さ、あじたんもさ、受けばっかりじゃつまらないでしょ?ど〜っぞ。」
好きにしていいよ?
 白衣さんは私から離れ、ベッドに仰向けになり足を開いて私を眼で誘った。
 私は白衣さんの女である部分にすぐにでも飛び付きたかったが、白衣さんの上にかぶさり、手を握り……白衣さんの乳房を口に含んだ。
「ふぁ!?あじたんっ!だめぇっ!そんなに!」
 なめる、白衣さんを、あじわう、酸味、とってもおいしい。
「うぁ……あ、じ……。」
 握りしめた白衣さんの手は汗ばんでいる。いや、わたしの汗だろうか?お互いがお互いの手を強く握る。痛いくらいに。
 私の舌は徐々に下半身へと移動する。そして当初の目的である白衣さんの女である部分を味わう。白衣さんもすでに濡れている。
「だめだよぉ!そんなとこなめちゃ!ふぁぁ!?」
 普段、白衣さんは受けに回らない。いつも攻めばかりなのだ。だから、こういう風に受けをするのは慣れていないらしく、急に怖気づく。
「いまさら、無理ですよ。」
 白衣さんに私の舌を挿入する。
「ふっ……あああああああっ!?」
 白衣さんの顔は汗と唾液でぐちゃぐちゃになっている。
 私の舌は白衣さんの中を動く。動かすたびに白衣さんからは液体が溢れ、そのつど白衣さんは小さくあえいだ。
「あじ……たんっ!」
 白衣さんの体がしなった。どうやら絶頂に達したらしい、私はそれでも攻撃をやめない。
私の舌は白衣さんの中を駆逐する。
「あじたん、そんなに……私のこと……。」
 私は白衣さんに向きなおった。少々休憩……だけどお互いの手はお互いの体を探りまわっている。
「あじたん、私のこと好き?」
はぁ……はぁ……
「さっきも言いましたように、好きですよ。」
 白衣さんが笑う。やっぱりこの人には笑顔が似合う。
「あじたんのめろん本当におおきいよね。ちょっとうらやましいな。」
 めろん……胸のことか。
「そう、ですか?」
 白衣さんの手が私の胸を揉む。……きもちいい。
「じゃ、二回戦……今度は私が……。」
「だめ、です。私のターンはまだ終わってないです。」
 白衣さんの上に覆いかぶさり無理やりにキスをする。
「やだぁ!あじたんっ!やめて!」
 狂おしいほどに……この人が好き。私の孤独を満たしてくれる。
 あぁ……。
 もしも、私が男だったら……そう考えた時もある。そうならば……白衣さんと交わり、私との子供を……。
 考えながら私は白衣さんの背後から白衣さんの乳首を絶えず両手で刺激し続けていた……。
「ふぁぁっ!んぁぁ!あじたぁんぅ!」
 もはや白衣さんの目は白く濁って、口からは大量の唾液が流れ出ている。何度もイってしまったようだ。
 私は白衣さんから垂れる唾液をすべてなめとり、元の口腔内に戻した。白衣さんは無抵抗になっていて全身が弛緩している。
 もう私には白衣さんを犯し続けることしか頭になかった。そして私は一方的な行為を白衣さんが気絶するまで続けた。
 
 すべてが終わって、白衣さんはすぅすぅと寝息を立てている。顔は満足そう。
「むにゅぅ……あじたん……好きだよ……くぅ…。」
 寝言……。私も好き。ぎゅっと抱き合って安らかな眠りについた。
 白衣さん……。
 
 あじ×つきふぃん
 
管理人のひとりごと
 いい加減自重しようと思ったなのに。またやってしまったですよ。
なんでsushiたんを使わないかというと、一応ワシの分身ですからね。
白衣さんはともかく、あじたんのイメージを根底から覆しました。
はははは……はぁ……。
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